この条件で売却すると高く売れる⁈

query_builder 2025/10/05
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この条件で売却すると高く売れる⁈

高く売却する要素の一つ

中古住宅の売却を考えるとき、多くの人が気にするのは「いくらで売れるのか」という数字の部分でしょう。
もちろん価格は大切です。しかし、価格を決める“要素”を知らずに進めてしまうと、思わぬところで損をしてしまうことがあります。

実は、中古住宅を高く売るための要素の一つが、「買主が住宅ローン控除を受けられる物件であるかどうか」です。

この条件を満たしているかどうかで、同じエリア・同じ広さ・同じ築年数の家でも、数百万円単位の差が生まれることがあります。
「中古住宅ローン控除の基準」を満たしている家は、買主にとって“得をする家”。
だからこそ、自然と人気が集まり、高く・早く・安心して売却できるのです。


「中古住宅ローンとは?」まずここから理解しよう

まず最初に、「中古住宅ローン」とは何かを整理しておきましょう。
これは、新築ではなく築年数が経過した住宅を購入する際に利用できる住宅ローンの総称です。金融機関によって商品名は異なりますが、基本的には新築ローンと同様に、長期で資金を借り入れ、毎月返済していくものです。

ただし、中古住宅ローンの場合は、建物の状態や法的な整備状況によって融資条件が変わるという点が大きな特徴です。
たとえば耐震性能が低い、検査済証がない、増改築の記録が不明確といった場合は、担保評価が下がり、融資額が減ったり、金利条件が悪くなったりします。

そして、これらの条件はローン審査だけでなく、「住宅ローン控除」の可否にも直結します。
つまり、売却を検討する段階で自分の家が「控除対象になるのか」を確認しておくことが、高く売るための第一歩なのです。


中古住宅ローン控除の基準とは?

中古住宅の場合でも、一定の基準を満たせば住宅ローン控除の対象になります。
主な条件は次の通りです。

  1. 築年数の条件
     ・木造住宅など非耐火構造:築20年以内
     ・鉄筋コンクリート造など耐火構造:築25年以内
     (ただし「耐震基準適合証明書」や「既存住宅売買瑕疵保険の付保証明書」があれば、この年数を超えても対象になります)

  2. 床面積要件
     登記簿上の床面積が50㎡以上であること。

  3. ローン条件
     返済期間が10年以上であること。

  4. 居住要件
     取得後6ヶ月以内に入居し、継続して住むこと。

この基準を満たしていれば、年末時点のローン残高の0.7%を最大13年間、所得税や住民税から控除できるという強力な制度です。


控除を受けられる家と受けられない家の差

想像してみてください。

同じ立地、同じ価格帯、同じ広さの中古住宅が2軒並んでいるとします。

  • Aの住宅:耐震基準適合証明書あり、住宅ローン控除の対象

  • Bの住宅:証明書がなく、控除の対象外

買主から見れば、Aの住宅を選びたくなるのは当然です。なぜなら控除が使えれば、10年間で数百万円もの税金が戻ってくる可能性があるからです。
結果的に、Aの方が“お得な家”として選ばれ、Bは価格を下げないと売れない――。

このように、「中古住宅ローン控除の基準を満たしているかどうか」が、売却価格に直接影響するのです。


高く売れる中古住宅には“整っている理由”がある

中古住宅市場では、見た目の綺麗さやリフォーム内容だけでなく、**「書類の整備状況」や「法的適合性」**が非常に重視されます。
買主にとっての「安心」は、デザインではなく“証明”から生まれるのです。

たとえば、

  • 建築確認済証

  • 検査済証

  • 耐震基準適合証明書

  • 瑕疵保険の付保証明書

  • 固定資産税評価証明

これらの書類がきちんと揃っているだけで、買主からの信頼度が格段に上がります。
「きちんと管理されてきた家」という印象は、築年数以上の価値を生みます。

一方で、書類が欠けていると、住宅ローン控除が使えない可能性があり、結果的に買主の負担が増えてしまいます。
そのため、同じ条件でも整備された家ほど高く売れる――これは中古住宅市場の明確な傾向です。


「権利関係」「書類の有無」も価格を左右する

見た目では立派な住宅でも、登記や法的手続きに問題があると、買主の融資が通らないケースがあります。

たとえば、

  • 増築部分が登記されていない

  • 私道に関する通行・掘削承諾書がない

  • 建築確認申請の記録が残っていない

  • 境界確定が済んでいない

こうした小さな“未整備”が積み重なることで、買主はローンを断念せざるを得なくなる場合があります。
つまり、「売れない」ではなく、「買えない」状態にしてしまっているのです。


当社では“確認と調査”が可能です

当社(ジージーコネクト株式会社)では、こうした 「中古住宅ローン控除の基準を満たしているかどうか」を丁寧に確認・調査することができます。

「うちの家は築年数が古いけれど、控除対象になるのかな?」
「耐震証明ってどこで取るの?」
「書類が揃っていないけど、どうしたらいい?」

そんな不安をお持ちの方も、現地や資料をもとに、権利関係・建物の状態・書類の有無を一つひとつ調べることで、正確な判断が可能です。

見た目ではわからない部分――たとえば登記の内容や過去の確認記録、保険加入状況なども専門的に調査し、“売れる状態”を確定させるお手伝いをしています。

この確認をしておくことで、

  • 買主が住宅ローンを使いやすくなる

  • 控除が適用されるため“お得な物件”になる

  • 価格交渉を受けにくくなる

といったメリットが得られます。
結果的に、売主にも買主にも安心で満足度の高い取引につながるのです。


売却とは「未来を整える行為」

中古住宅の売却というと、「手放す」イメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし実際には、売却は“新しい価値を生み出す行為”です。
売る人にとっては資金を得て新たなステップへ進むチャンス、買う人にとっては新しい暮らしの始まり。

その接点に立つ私たち不動産会社が果たすべき役割は、**「モノを売ること」ではなく「安心を提供すること」**だと考えています。
住宅ローン控除という制度を正しく理解し、整備をサポートすることは、まさにその“安心”を支える土台です。


まとめ ― 高く売るために、まず「確認」から始めよう

中古住宅を高く売るために必要なのは、特別なリフォームでも派手な広告でもありません。
「中古住宅ローン控除の基準を満たしているか」
――この一点を確認し、整備することがすべての出発点です。

そしてもし不安があるなら、ぜひ私たちにご相談ください。
当社では、耐震・登記・書類・権利関係などを総合的にチェックし、「売却できる状態」から「高く売れる状態」へ整えるサポートを行っています。

不動産の価値は、整備された書類と信頼によって決まります。
あなたの大切な資産を、次の人へ、安心して引き継ぐために――。
“見た目ではわからない価値”を確定させることが、結果として「高く売る」最短ルートなのです。


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